嫉妬の想い出が蘇る 韓国映画 霜花店（サンファジョム）

この休みの間、YouTubeにあがってきたので
気になって借りた
韓国映画　霜花店（サンファジョム)。

～ストーリー～
衆道の王が自分の寵愛する男ホンニムに、
王妃を身籠らせろと命じる

そこから三角関係へ
泥沼愛憎劇です。

映像も内容もとても良かった、
濡れ場のシーン以外は。

もろネタバレです。

不倫をされた経験から
わたしは完全に王様に感情移入でした。
自分の体験を重ねてしまい辛かった。。
終始、頭はガンガン吐き気を押さえながら鑑賞しました。
そこまでして観なくても、、と思ったけど
どうしても王の行く末を見届けたかった

いくら自分の案だったとしても、
お世継ぎ問題に、王の立場ならそうするしかなかった訳で
一番信頼し、裏切らないと思ったらからの人選だったのに(T-T)

王妃とホンニムの絡みのシーンは、
不倫されてたころのフラッシュバックで目眩が。。
(まさかこんな事してるんじゃ？とあれこれ想像してた内容を映像化して見せられた気分に)

実際、王は見てしまったわけだから正気でいられるわけない。でも重い責任のある立場だから、平静をたもってる。(←凄い！)

でも王妃とホンニムの暴走を一度は見逃した王も、
二度目の本番シーンは許さない！

あれは愛してるから命を助けたんじゃなく、
嫉妬に狂って、裏切った奴に死ぬ以上の苦しみを与えたのだと思う

それまでよく耐えたよ、王様は(わたしてきには)

終盤、
王妃を殺されたと思ったホンニムが、
王の所へ乗り込む。
その王妃を想って自分を殺しにきたホンニムに、
王はさぞかし絶望しただろう。
王妃のためか、と。。

王が最後に涙を流しながらホンニムに尋ねます。
「おまえは一度でも私を愛したのか？」
「私は一度でもおまえに愛されたのか？」

それに対するホンニム応え
「ありません、ただの一度も」
止めの一言。。

幼いころから今での全てのあれこれ、みんな嘘だったの！？
ふ、ふざけるなー‼
そんな言葉で人生を終えた王に胸が張り裂けそうでした。

その後、
息も絶え絶えのホンニムの前に王妃が、、
王妃はさらし首じゃなかったの？生きてたの？

じゃあ何で？王様、、

この時のホンニムの気持ち、

最後の最期、力を振り絞って
王妃のほうから王に顔を向けたホンニム、
涙を流して王を見たあの時の感情は
やっと王の愛を受け入れた！？
そあであってくれ‼
と思わずにいられない。

エンドロール直前
王の描いた二人で狩りをしてるシーン、
王の想いか、ホンニムの想いか
それとも二人でああやってあの世に旅立ったのか。。

腑に落ちないラストでした。

幼いころから
ある意味洗脳されてきたホンニムに同情しないわけではないけども、、

基本、男同士のカップルに
横やり入れる女がでてくる話は大嫌いです。

観なきゃいいんですけどね。。

どうしても、最後はハッピーエンドなんじゃ。。
と期待して観てしまいます(^_^;)